ホームページを見て奥様より問い合わせがありました
現在お住まいの住宅は元のご主人様の名義で住宅ローンを利用しているが、元のご主人様名義の住宅ローンを新しいご主人様名義に引き継ぎ出来ないのかと相談がありました。
債務の引継ぎは銀行では承諾しないだろうと話をさせていただきました。
お客様自身も金融機関に確認していたようで、難しいことはわかっていたようでした。
また今回の契約に当たり新しいご主人様と元のご主人様が会うこと・話すことがないようにしてほしいと依頼がありました。
売買契約時に会わないで契約?決済金消契約も会わないで?難しい注文です
この案件は私が今まで担当した案件で1番難しい案件になりました。
私が提案させていただいたことは、他人同士の個人間の不動産売買でその購入資金を金融機関から新規に借り入れし、今現在の住宅ローンの債務と同時抹消することを提案させていただきました。
奥様からすると他人ではありませんが、今のご主人様と前のご主人様は他人です。
通常の売買でしたら売買金額を決め、売主・買主が集まり契約を行い、重要事項の説明を行い、住宅ローンの申し込みをし、決済になるのですが
今回は、住宅ローンの残債金額で売買を行わさせていただきました。
簡単な売買ではありません。
普通の住宅ローンなら、どこの金融機関に住宅ローンを申し込むかはお客様の自由ですが、今回は同時抹消がありますので、同じ金融機関、同じ支店にさせていただきました。
銀行からの売買の経過・資金の流れ・担保評価について今までの個人売買に比べて聞き取りや資料の提出が多かったです。
私は今まで金融機関から直接、売買金額の根拠を聞かれたことはありません
担保評価を決めるのは銀行の仕事です
私の仕事ではありません。
私は不動産相場から外れた金額で契約を行ったことはありませんし、手続きに不正を行ったことも無いのですが、今回は数回聞き取りがありました
銀行だって今回のような件の申込も無いでしょうし、融資の実行に慎重になっているようでしたが、問題なく住宅ローンの借り入れも完了し、売買は終了しましたが、手続き、元の夫婦間のことなどいつもより難しい個人売買になりました。
正直なところ北洋銀行でよく融資が受けられたぁと思いました。
北洋銀行本店ローンプラザの担当者も大変だったでしょうが感謝です。
本店のローンプラザというプロに正直に隠さずに何でも話し、何度も相談した事が良かったのでしょう
長谷川行政書士事務所
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