クロスの不当な退去費用請求！正当な張替え費用はいくら

クロスの張替えが必要になっても部屋全部の張替えではありません。

クロスは横幅約90㎝のロールになっており、床から天井までの長さを切って使用しています。

クロスにキズが付いたら途中で切り取って、貼ることはありませんので小さな傷でも約2.2㎡（横幅90㎝×天井2.4ｍ）が必要になります

1平米の張替えはではありません。

ただしクロスは減価償却により６年住むと退去時の費用は１円になります。

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、

クロスの耐用年数は6年であり、本件物件明渡しの時点での価値は0円または1円であると記載されています。

クロスの張替え部分は損傷部分のみが基本です。

ガイドラインには、補修範囲について、㎡単位が望ましいとしつつ、あわせて、やむをえない場合は毀損箇所を含む一面分を賃借人の負担とすることが妥当と考えられるとしています。

しかし管理会社は当たり前のように部屋全部の張替え費用を請求しますが不当な請求です。

▶やむえない場合の一面の具体的面積について

借主が過失でクロスを破いたり、汚したり、傷を付けると退去時の費用を負担します。

ただしクロス壁紙は減価償却により６年住むと退去時の費用は１円になります。

「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、

クロスの耐用年数は6年であり、本件物件明渡しの時点での価値は0円または1円であると記載されています。

減価償却は過失が有っても、故意が有っても、契約違反が有っても行えます。

管理会社が過失があると減価償却が出来ないというのは嘘です。

ガイドラインにはクロスの原状回復は6年住むと1円と記載されていますが、実際どうなのかは別です

私の感覚では管理会社の半分ぐらいはガイドラインを守っていて６年入居すると原状回復は１円になっています。

残りの半分は６年入居しても減価償却はなく、原状回復は100％借主負担になっています。

退去費用で相談が多く、金額が多く変わるのは減価償却です。

適切に減価償却を行うと10万円などあっと言う間に変わってしまいます。

減価償却にはたくさんのガイドラインや判例があり、管理会社も裁判になると減価償却が行われることを知っています。

知っていながら請求していますので、減額される可能性がある原状回復になります

個人で交渉するには簡単で1番交渉しやすいく金額が減る可能性があります。

見積書を揃えプロに相談ください。

例①傷があり1枚張替えの場合

横92㎝×240㎝で2.2㎡で3㎡計算×1000円で3000円になります

入居2年で退去した場合、

3000円×（６分の４）で2000円の借主負担になります

入居3年で退去した場合

3000円×（６分の3）で1500円の借主負担になります

例②傷があり2枚張替えの場合

横184㎝×240㎝で4.4㎡で5㎡計算×1000円で5000円になります

入居2年で退去した場合

5000円×（６分の4）で3400円の借主負担になります

入居3年で退去した場合

5000円×（６分の３）で2500円の借主負担になります

＊ただしこの費用のみでは内装業者さんは工事に来てくれませんので、実際的にはもっと価格が高くなります。

クッションフロア・フローリング・ドア扉・たばこ・カビ・ペット・減価償却などの退去費用を確認ください