借主がクッションフロアに傷を付けたり、破いたり、汚すと退去時の張替え費用は借主の負担になります。
■クッションフロアの退去費用は㎡単価×貼替面積×減価償却になります。
・クッションフロアの㎡単価は3000円から4500円ぐらいになります。
・張替え部分は傷を付けた汚した部分です。
・入居年数により減価償却されます。
クッションフロアの少しの傷や汚れで部屋全部の張替え費用を請求されたと言う相談があります。
管理会社は本来補修で済むような小さな傷でも張り替えが必要だと主張しますが、本当に張り替えが必要なのでしょうか?
クッションフロアの補修方法としては
小さな傷や穴はパテなどで補修することが可能であり費用は数千円ぐらいになります
傷が大きかったり広範囲で張り替える場合は
クッションフロアは1枚物のシートになっている事が多くなっており
傷をつけた部分だけを張替えることは出来なく全部の張替えになります。
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クッションフロアは減価償却により6年住むと退去時の費用は1円になります。
「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」には、
クッションフロアの耐用年数は6年であり、本件物件明渡しの時点での価値は0円または1円であると記載されています。
減価償却は過失が有っても、故意が有っても、契約違反が有っても行えます
管理会社が過失があると減価償却が出来ないというのは嘘です。
ガイドラインにはクッションフロアの原状回復は6年住むと1円と記載されていますが、実際どうなのかは別です
私の感覚では管理会社の半分ぐらいはガイドラインを守っていて6年入居すると原状回復費用は1円になっています。
残りの半分は6年入居しても減価償却はなく、原状回復は100%借主負担になっています。
損をするのは借主様です。
退去費用で相談が多く、金額が多く変わるのは減価償却です。
適切に減価償却を行うと10万円などあっと言う間に変わってしまいます。
減価償却にはたくさんのガイドラインや判例があり、管理会社も裁判になると減価償却が行われることを知っています。
知っていながら請求していますので、減額される可能性がある原状回復になります
個人で交渉するには簡単で1番交渉しやすいく金額が減る可能性があります。
見積書を揃えプロに相談ください。
クッションフロアの単価を一般的な㎡単価4000円で計算させていただきました。
耐用年数は6年になります。
地域によっては単価が高かったり、過失が著しい場合は張替え費用が変わってしまいます。
張替面積 |
張替え費用 |
4.5帖 | 35,000円 |
6帖 | 50,000円 |
10帖 | 70,000円 |
洗面所 |
20,000円 |
トイレ |
15,000円 |
張替面積 |
張替え費用 |
ワンルーム | 7万円~ |
1LDK |
12万円~ |
6畳の部屋のクッションフロアを張り替えると、クッションフロアの費用は40000円になりますが、他に処分費用、消費税などで10000円ぐらいの費用が掛かりますので50,000円ぐらいになります。
入居3年の場合は5万円×(6分の3)で25000円の借主負担になります
またのクッションフロアの耐用年数は6年です。6年を経過すると退去費用が1円になります。
10畳の部屋のクッションフロアを張り替えると、クッションフロアの費用は60000円になりますが、他に処分費用、消費税などで10000円ぐらいの費用が掛かりますので70000円ぐらいになります。
入居3年の場合は7万円×(6分の3)で35,000円の借主負担になります
入居5年の場合は7万円×(6分の1)で11000円の借主負担になります
クッションフロアの耐用年数は6年ですので6年入居すると退去費用が1円になります。
★注意事項
クッションフロアを前入居者が使用した状態で引き継ぎした場合はどうなるのでしょうか?
長谷川行政書士事務所
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