借主が過失で台所キッチンに傷を付けたり、凹んだり、壊したりすると補修費用は借主の負担になります。
キッチンは大きく分けて4つの部分から出来ています。
本体部分・吊り戸棚・コンロ部分・換気扇になっており、本体部分でも引き出し・棚・シンク天板などに分かれています。
引き出しが壊れたら引き出しだけ、天板が壊れたら天板だけを交換できるのですが、管理会社は補修部分の補修交換はできないと嘘を言って壊れていないものも交換し、酷い場合はキッチンを新品にする費用として数十万円が請求される事例があります。
キッチンは本体も高額ですが、処分費用・設置費用だけでも10万円を超える費用になります。
扉の傷は、リメイクシートを張ればり傷がわからなくなります。
費用は数千円になります。
ただ古い扉に傷を付けリメイクシートを貼ると1枚だけ色が変わることになり、他の扉のシートの張替えが必要な場合があります
フロアキャビネットは、プラスチック・樹脂などで作られている引き出し部分と合板の前板をネジで止めて出来ています。
フロアキャビネットは規格品で壊れると各メーカーから数千円で販売されておりインターネットでも購入できます。
フロアキャビネットの前板もメーカーから数千円販売されておりでインターネットでも購入することがで出来ます。
長い間使っていると扉が外れることが有りますが、主な原因は長く使った丁番の壊れであり借主の負担ではありません。
ガスコンログリルやIHクッキングヒーターグリルを壊したり、掃除出来ないほど汚すとガスコンロやIHクッキングの交換になります。
交換費用は10万円を超えます。
バーナーキャップと五徳は調理時に炎にさらされ高い耐久性が求められる部分ですが、 経年使用によって劣化してしまう消耗品です。
バーナーキャップや五徳は各メーカーで数千円で販売されておりインターネットでも購入できます
収納スペースの底板が壊れたり、塗装が剥げれることがあります。
収納スペースの底板はベニヤ板や化粧合板で、長年利用していると壊れたり塗装が剥がれるもので通常損耗で借主の負担ではありません。
ただ借主負担にされる事例が多数有り、底板の壊れで台所の新品費用を請求された事例もあります
底板修理費用は3万円の請求でした。
台所のステンレス天板の凹みは補修が可能であり補修費用は数万円の請求になります。
現実的に小さな傷や凹みは直すことは出来ませんので解決金などで処理するしかありません。
天板の交換が必要になった場合の交換費用は10万ぐらいの請求でした。
キッチンカウターの塗装は水分や油の影響で10年ぐらいで剥がれるもので通常損耗で借主の負担ではありません。
借主が塗装を剥がした場合2万円ぐらいの請求でした。
▶【台所】カウターの剥がれが大家の負担になる場合を確認ください
退去時借主が台所の汚れ・換気扇の油汚れ、すす汚れなどを掃除しないで退去すると掃除費用は借主の負担になります。
台所キッチンに錆が付くと錆びを落とす費用は借主の負担になります。
退去時にクリーニング費用を支払っててもも通常の掃除を行い退去ください。
▶【台所】を汚した・錆びた場合の退去費用について
長谷川行政書士事務所
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