借主が過失でドア扉に傷を付けたり、凹んだり、穴を開けると退去時の補修費用は借主の負担になります。
アパート・マンションで多く利用されているドアや扉はフラッシュドアと呼ばれ、木材の枠組みに化粧板を貼り、その上にシートを貼っています。
軽量で表面の化粧板は薄く空洞があるため、衝撃に弱く損傷しやすいドアになります。
ドアの補修方法としては小さい傷の場合はタッチペンで塗ったり、傷が大きかったり凹みがあるとドア表面のシートを張替えたり、化粧板を交換したり、新品に交換する場合があります。
ドアの補修費用は高いもので、ドアの補修は数万円になりドアを交換した場合10万円を超える請求もあります。
▶【保険】ドア扉の傷に保険が利用できる
ドアは、合板でできた扉に木目調の柄がプリントされたシートが貼り付けられた構造になっています。
室内ドアの耐用年数は10年〜20年ほどが一般的です。
長年利用すると湿気などにより接着剤が剥がれシートが剥がれることがあります。
また建物自体が歪んでいることが原因でドアの建て付けが悪くなり、室内ドアを開け閉めするときに床に擦れてしまったり、ドア枠に擦れてしいシートが剥がれことがあります。
長年使用したドアシートの剥がれ、湿気によるドアシートの剥がれ、ドアの歪みによるドアシートの剥がれは
通常損耗・経年劣化で大家の負担になります。
【ドア扉の経年劣化・通常損耗・退去費用】写真・見積書を揃え相談ください
①ドアの小さな傷
ドアに付いた小さな傷はタッチペンで補修を行い数千円ぐらいの請求になります。
ドアの小さな傷は退去時ホームセンターで補修用のクレヨンなどで補修してから退去した方が良いと思いますが
本来は小さい傷は補修で十分に対応できるのにシート張替えや化粧板の張替えが必要だと主張し高額請求する事例が多くあります。
②ドアの傷剥がれ
キズが多数あるとシート張替えや化粧板の張替えになります。
費用としては2万円から4万円の請求になります。
本来はシート張替え・化粧板の張替えで十分なのに新品に取り換えが必要だと主張し高額な請求する事例が多くあります。
③ドアの穴
穴が開いたり、傷凹みが大きいと化粧板の交換かドア扉の交換になります。
ドアの交換費用には取り換え費用・古いドアの処分費用も含まれるため10万円ぐらいの請求になります。
ドアを新品に交換した場合は減価償却が行えます
入居11年・木造(耐用年数22年)の場合の取り換え費用が10万円の場合は10万円×(22分の11年で50%の減価償却になりますので)5万円の負担になります。
▶【解決事例】ドア扉の退去費用の解決事例
長谷川行政書士事務所
住所
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